ー こどもの矯正治療Q&A ー
Aお子様の成長やお口の状態によって、開始に適した時期が異なります。
お子様の矯正治療は、お口の成長発育の変化や歯並びの状態を見極めたうえで、その時期に必要なことを無理なく行っていく治療です。
6才臼歯や永久歯の前歯が生えてくる頃には、将来的な永久歯全体の矯正治療も考慮しながら治療計画を検討していきます。
A患者様のお口の状態や成長の予測によって異なります。
お子様の周りのお友達が始めたからといって焦ったりせず、まずは矯正歯科医にご相談なさってください。
Aお子さまの矯正では、抜歯が必要となる場合と、必要ない場合があります。
当院では、将来的な歯の並びや噛み合わせ、口元のバランスなどを総合的に考慮し、抜歯・非抜歯の両方の治療の選択肢を検討します。
治療の必要性がある場合には、どのような理由で抜歯を考えるのか、抜歯をしない場合の経過はどうなる可能性があるのかについて、丁寧にご説明します。
抜歯にはご不安を感じられる親御さんも多いと思いますが、治療のメリット・デメリットを理解した上で、ご家族が納得できる治療方針を一緒に決めていくことを大切にしています。
Aお子様の成長や歯周組織の状態などによっては、永久歯が生え揃うまで経過観察を行う場合がございます。
治療を開始するタイミングについては、まずは矯正歯科医にご相談なさってください。
<成長や歯周組織に悪影響を与える可能性があるケース>
・かみ合わせや歯並びの状態により、呼吸・咀嚼・発音がしにくくなることがある
・かみ合わせの影響で、反対側の歯や歯ぐき・唇などの歯周組織に負担がかかりやすくなることがある
A歯並びによっては、矯正治療をするのに歯を抜く必要のある方がいらっしゃいます。
抜歯が必要と診断された方には、抜歯の理由、抜歯をする場合としない場合のメリット・デメリットについてご説明をした上で、患者様自身にお決めいただいております。
同意なく抜歯をすることはありませんので、ご安心ください。
A歯を並べるためのスペースが不足している場合、抜歯によってスペースを確保する方法を検討することがあります。
大人の矯正では、成長によるあごの拡大が期待できないため、歯を並べるためのスペースを確保する手段として、非抜歯で進められる場合と、抜歯を併用する場合があります。
抜歯が必要と診断された場合には、抜歯を行う理由、抜歯をする場合としない場合のメリット・デメリットをご説明し、患者様ご自身にご判断いただいています。
患者様のご理解とご同意がないまま抜歯を行うことはありません。
A矯正装置を装着すると、歯みがきがしづらくなることで虫歯のリスクが高まることがあります。
装置の周囲に汚れが残りやすくなるため、普段より丁寧な口腔ケアが必要になります。
しかし、食事のたびのブラッシングや歯科医院での定期的なクリーニングを行うことで、虫歯や歯周病のリスクを抑えることができます。
当院では、患者様ごとに担当の歯科衛生士がつき、クリーニングや歯みがき指導を行いながら、治療中の口腔ケアをサポートしています。
Aもし虫歯や歯周病が見つかった場合は、適切な対応ができるよう連携しながら治療を進めていきます。
当院では矯正治療を始める前に、虫歯や歯周病のなりやすさを確認するための検査(カリエスリスク検査・歯周病検査)を行っています。
虫歯は、口腔内の細菌が食べ物を分解して生じる酸によって歯のカルシウムが溶け出す(脱灰)ことで起こります。同じ条件でも虫歯になりやすい方・なりにくい方がいるのは、細菌だけでなく、口腔環境(宿主の感受性)や食生活など複数の要因が関係しているためです。
検査で得られた情報をもとに、患者様に合わせた口腔ケアのアドバイスを行い、治療中の虫歯リスクに配慮して進めていきます。
動的治療が始まってからは、月に1回程度の調整の際に、歯みがきの状況や虫歯・歯周病の有無などを定期的に確認していきます。不安な点がある場合はいつでもご相談ください。

歯並びやあご、歯の大きさなどは患者さん一人ひとり異なります。
歯科矯正ちどり歯科医院では『きちんと噛めるかみ合わせ』と『口元のバランス』に配慮しスタンダードエッジワイズ法を用いて、患者さん一人ひとりの歯並びに合わせた矯正治療を行っています。
矯正は子供から成人までいつからでも始めることができる治療です。
それぞれの年代に大切なポイントや治療の流れ、費用、実際の症例をご説明します。



