ー 歯が噛み合わない(開口)について ー
症状の特徴
歯が噛み合わない開咬(かいこう)とは、上下の歯がかみ合わず隙間ができている状態です。開咬合(かいこうごう))、オープンバイトとも言います。原因で多いのは指しゃぶりや舌で歯を押す、頬杖をつくなどの癖による後天的な原因が多くみられます。
開咬では前歯で噛むことができないため、しっかりと咀嚼ができず奥歯や顎の関節に負担がかかる場合があります。また、口呼吸や発音に影響がみられることもあります。

開咬では前歯で噛むことができないため、しっかりと咀嚼ができず奥歯や顎の関節に負担がかかる場合があります。また、口呼吸や発音に影響がみられることもあります。

開咬の治療例:こども
治療前(8歳)
舌癖による開咬合で、上下の前歯が開いていて、食べ物をかみ切れないことと、
サ行などの発音がしにくいことを主訴に来院されました。
治療後
舌癖に対するトレーニング(筋機能療法)を行いながら、矯正治療を行いました。また、発音のトレーニングも行いました。
※今後二期治療が必要になる可能性があります。
| 主訴 | 上下の前歯が開いている、発音しにくい |
|---|---|
| 診断名 | 開咬 |
| 年齢 | 8歳 |
| 治療内容 | 上下吸切歯にスタンダードエッジワイズ装置にて矯正を行いました。 |
| 治療に用いた主な装置 | マルチブラケット装置 |
| 抜歯部位 | 非抜歯 |
| 費用(自費診療) | 約33万円~44万円(税込) |
| 通院回数/治療期間 | 通院回数 24回 / 治療期間 約2年 |
| 副作用・リスク | 装置を初めて装着した時とワイヤーの調節を行った直後に数日間痛みを感じる場合があります。 歯に矯正装置を装着するため、歯磨きをしづらくなって磨き残しが多くなり、虫歯や歯周病にかかりやすくなることがあります。 歯を動かすことにより、歯根吸収や歯肉退縮が起こる場合があります。 歯並びを整え、きちんと噛めるかみ合わせと口元のバランスを整えるために、やむを得ず健康な歯を抜く場合があります。 保定のためのリテーナーを適切に使用しないと後戻りする場合があります。 |
※矯正歯科治療は公的健康保険の対象外の自由(自費)診療となります。
※結果には個人差があります。
開咬の治療例:10代
治療前(17才)
舌で歯を押す癖があって、開咬となってしまった患者様です。
奥歯はきれいに咬んでいますが(右の写真のギザギザの線)、前歯に大きな隙間ができています。
右上の犬歯も大きく飛び出していますので、スペースを確保するために上下左右の第一小臼歯(右側の写真の×印)を抜歯しました。
治療後
前歯のかみ合わせがつき叢生も改善されました。上下ともに前突気味だった前歯の位置が整い、
治療後、前歯で食べ物を噛み切りやすくなったとのお話がありました。
※治療結果には個人差があります。
| 主訴 | 上の前歯が出ている |
|---|---|
| 診断名 | 開咬 |
| 年齢 | 17歳 |
| 治療内容 | スタンダードエッジワイズ法にて矯正治療を行いました。 |
| 治療に用いた主な装置 | マルチブラケット装置 |
| 抜歯部位 | 上下左右の第一小臼歯 |
| 費用(自費診療) | 約88万円~110万円(税込) |
| 通院回数/治療期間 | 通院回数 24回 / 治療期間 約2年 |
| 副作用・リスク | 装置を初めて装着した時とワイヤーの調節を行った直後に数日間痛みを感じる場合があります。 歯に矯正装置を装着するため、歯磨きをしづらくなって磨き残しが多くなり、虫歯や歯周病にかかりやすくなることがあります。 歯を動かすことにより、歯根吸収や歯肉退縮が起こる場合があります。 歯並びを整え、きちんと噛めるかみ合わせと口元のバランスを整えるために、やむを得ず健康な歯を抜く場合があります。 保定のためのリテーナーを適切に使用しないと後戻りする場合があります。 |
※矯正歯科治療は公的健康保険の対象外の自由(自費)診療となります。
※結果には個人差があります
矯正治療を担当する歯科医によるスタンダードエッジワイズ法を用いた矯正治療

歯並びやあご、歯の大きさなどは患者さん一人ひとり異なります。
歯科矯正ちどり歯科医院では『きちんと噛めるかみ合わせ』と『口元のバランス』に配慮しスタンダードエッジワイズ法を用いて、患者さん一人ひとりの歯並びに合わせた矯正治療を行っています。
年代別で知る矯正治療
矯正は子供から成人までいつからでも始めることができる治療です。
それぞれの年代に大切なポイントや治療の流れ、費用、実際の症例をご説明します。



